研究課題
基盤研究(C)
メチルビオロゲン(MV)添加による亜セレン酸の電極還元反応速度の増加は、MVが電子メディエーター、緩衝液の共役酸がプロトン供与体として働くことで起きていることを明らかにした。この反応を用いて-0.8 V vs. Ag|AgClで定電位電解すると、亜セレン酸を6μmol dm-3まで除去できた。初濃度1~10 mmol dm-3の場合は電流効率95%以上で99%以上の亜セレン酸を除去でき、その大半が元素態セレンとして回収できることを実証した。電気化学的に還元できないと報告されていたセレン酸もMV添加によって還元可能になるが、回収率は相対的に低く、10%程度であった。
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Electrochemistry
巻: 81 号: 5 ページ: 350-352
10.5796/electrochemistry.81.350
10031151998