研究課題
基盤研究(C)
ステロイド骨格を有する化合物は自然界に広く分布し、さまざまな生物活性と複雑な構造を有している。これまで報告されたステロイド骨格の代表的合成法は、多段階を要し、生化学研究に必要な標的化合物の大量供給は困難であった。そこで、生合成経路を活用したステロイドの効率的合成法を開発することとした。ドミノ環化によるステロイドの四環性骨格構築に先立ち、三環性骨格を有するモデル化合物で方法論の妥当性を検討した。三環性化合物の環化前駆体を収束的に調製し、ラジカルを経由するドミノ環化で良好な収率で三環性骨格を構築した。同様の手法で四環性化合物の合成を検討したところ、目的の化合物を少量ながら得ることに成功した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 1件)
Tetrahedron Letters
巻: 55 号: 20 ページ: 3189-3191
10.1016/j.tetlet.2014.04.018
有機合成化学協会誌
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10031157230