研究課題
基盤研究(C)
本研究では、1930年代から40年代にかけての後期西田哲学と中期田辺哲学を、同時代の仏独の諸哲学との哲学的・歴史的諸問題を共有する様子に着目して考察し直した。とくに、この時代のフランスにおける、ヘーゲルやハイデガー、マルクスの独自な受容とベルクソンやフランス社会学派の問題系との絡みあいを参照することによって、西田や田辺がこの時期に形成しようとした歴史哲学に潜む哲学的潜勢力を探り当てることができ、それを通して彼らが模索していた宗教哲学の可能性と問題点を考察することができた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 6件) 図書 (4件)
Philosophie (Paris, Editions Minuit)
巻: 125 ページ: 44-62
宗教哲学研究
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130007464832
日本哲学史研究
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