研究課題/領域番号 |
24520074
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 近大姫路大学 |
研究代表者 |
和田 幸司 近大姫路大学, 教育学部, 教授 (40572607)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 近世被差別民 / 「かわた」村 / 浄土真宗 / 部落寺院 / 信仰 / 身分上昇 / 皮多村 |
研究成果の概要 |
本研究は、近世被差別民衆における宗教上の身分上昇志向を明らかにした。伴って、近世国家の宗教が天皇に結節される点を考察した。具体的には、被差別民衆(「かわた」村民衆)の浄土真宗信仰を近世国家に積極的に位置づけ、世代間で継承される身分を宗教的に克服していこうとする被差別民衆の上昇志向を明らかにした。 このような近世被差別民衆の身分上昇志向には、被差別民衆からの「御用」と本願寺教団からの「御免」という利益と承認を与え合う互恵的関係が存在した。
|