研究課題
基盤研究(C)
15世紀シエナのルネサンス美術の特質を探求するために、シエナ出身の建築家、画家、彫刻家、芸術理論家フランチェスコ・ディ・ジョルジョ(1439-1502)および彼の共同制作者である同じくシエナ出身の寄木細工(インタルシア)作家アントニオ・バリリ(1453-1516)のウルビーノを中心とするマルケ地方での活動をあとづけた。特にウルビーノのパラッツォ・ドゥカーレ内部の門扉など寄木細工による建築表現と通例「理想都市」と呼ばれる三点の都市景観を表した板絵を比較し二作品にフランチェスコの関与を指摘した。またマルケ地方ファーノのサンタ・マリア・ヌォーヴァ聖堂内寄木細工装飾を熟覧しバリリ芸術の展開を考察した。
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歴史=表象の現在II―記憶/集積/公開―
巻: 294 ページ: 1-11
120007088762