研究課題/領域番号 |
24520108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
並木 誠士 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (50211446)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 狩野派 / 韃靼人図 / 瀟湘八景図 / 流書手鑑 / 酒飯論絵巻 / 狩野元信 / 李安忠 / 白描 / 中国絵画 / 君台観左右帳記 / 廿四孝図 / 帝鑑図 |
研究成果の概要 |
本研究では、中国絵画の受容と変容という観点から、以下の内容を明らかにした。 狩野派の絵師にとって、中国で成立をした画題、様式を咀嚼するために有効であったのが、狩野探幽の時期に制作された一連の「流書手鑑」で、ここでは、画家名と画題、様式の固定化が進められた。しかし、李安忠のように、異なる二種の画題、様式のそれぞれが固定的に伝承された例もあった。一方、中国伝来の画題が和様化した事例として酒飯論絵巻をあげた。中国で成立をした酒茶論をベースに成立をした酒飯論絵巻は、繰り返し模本が制作されることにより、様式と図像の踏襲がはかられるが、そこでは、白描本の酒飯論絵巻が重要な役割を果たしていることを指摘した。
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