研究課題/領域番号 |
24520114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 金沢美術工芸大学 |
研究代表者 |
保井 亜弓 金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 教授 (30275086)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 版画 / ドイツ / ザントラルト / ヴァザーリ / Sandrart / Vasari / 国際情報交換 ドイツ、スイス、オランダ / アマーバッハ / 銅版画 / 版画史 / コレクション / 木版画 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヨアヒム・フォン・ザントラルトの『ドイツのアカデミー』(1675)とそれ以前のドイツ語圏文献において初期版画がどのように記述されているかを検証するものである。ザントラルトは、ジョルジョ・ヴァザーリの『芸術家列伝』(1568)での版画論に反駁し、版画芸術の発明はイタリア人ではなくドイツ人によるものであると具体的に主張した。ドイツ語圏では、16、17世紀のヤーコプ・ヴィンフェリンク、ヨハネス・ブツハッハ、ヨハン・フィシャルト、マティアス・クアトによる文献においても初期版画について記されていることなどから、ドイツ人が自国の芸術としての版画に強い関心と誇りを持っていたことが明らかになった。
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