研究課題
基盤研究(C)
日本における主要な亀趺と龍宮門の調査をしリストを作成した。これにより龍宮門と亀趺の日本における概数と所在が確認できた。それをもとに亀趺については論文を2本作成し、十七世紀の亀趺の初期の展開、及び近隣諸国の亀趺の形状を中心に比較をし、考察した。これらにより日本の亀趺の形状の特異性と特徴が明確になった。文学とイメージに関る考察では研究発表を行い、地域こそ違え亀趺が同じような伝説を各地に生み出し、特に松江市の月照寺の亀趺は人食い亀伝説を出現させている。以上、龍宮門については、そのイメージの特徴と伝承の経路が一段と鮮明になり、亀趺に関しては、図像が文学を生み出す機構と関係が明らかになった。
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苫小牧駒澤大学紀要
巻: 28 ページ: 1-23
40020127648
巻: 29 ページ: 19-35
40020501247