研究課題/領域番号 |
24520238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高松 寿夫 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40287933)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本漢文 / 懐風藻 / 万葉集 / 続日本紀 / 仏教語彙 / 文館詞林 / 唐太宗実録 / 遣唐使 / 山上憶良 |
研究成果の概要 |
本研究によって得られた顕著な成果は以下のとおりである。 1)大宝2年派遣の遣唐使には、文書行政を始動させるための参考文献の収集が任務として課されており、『文館詞林』などを持ち帰ったらしい。2)『五経正義』『唐太宗実録』など初唐期の文献が、8世紀初頭には日本に将来され、作文の参考に供されていたことを実証した。4)安倍広庭「春日侍宴」(『懐風藻』所収)は、虞世南詩を享受していることが判明し、同詩を収録していたと思われる虞世南または隋煬帝の別集の将来が推定される。5)山上憶良の語彙形成には、仏教語彙が大きな影響を与えている。この傾向は、同時代の日本の文筆全般にも及ぼして考えることができる。
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