研究課題
基盤研究(C)
本研究では象徴主義思潮が、従来の文学史の記述とは異なり、その後の自然主義や民衆詩派の隆盛の中で消えていったたわけではないことを確認した。むしろ、明治末から大正期の自然主義や民衆詩派の思潮と混じり合い、昭和期のモダニズムへとつながっていくのである。特に出版物を見ると、その特徴は明らかである。大正期より、象徴詩の翻訳が盛んになされ、昭和初期には、象徴詩の限定出版がなされている。大正・昭和期を通じて、象徴詩が芸術作品として価値を再認識され、むしろ出版を通じて大衆化されたことを明らかにした。
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京都ノートルダム女子大学研究紀要
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四季派学会論集
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