アメリカ禁酒小説研究

• 研究課題/領域番号: 24520282
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 英米・英語圏文学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 森岡 裕一 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20135635)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 禁酒小説 / アメリカ文学 / 19世紀 / 家庭小説 / 米文学 / T.S.Arthur / アメリカ合衆国 / 離婚モチーフ / ジェンダーバランス / 感傷主義

研究成果の概要

禁酒小説は対象となるテクストの入手が困難なものが多く、できるだけ多くの信頼できるテクストを収集することが前提となる。研究期間中に何度かアメリカ出張を行い、図書館等でかなりの資料が入手できた。その整理、分析を継続的に行っている最中である。
研究の成果は学会での口頭発表、著書の出版、論文発表で行った。とりわけ、アルコール依存の家庭で問題が生じたとき家庭を出ていくのはもっぱら男のほうで、責任が妻にある際も妻は家庭に残るという現象をいかに考えるかにつき、当時の家庭観、結婚観とのかかわりで解明できたことは、禁酒小説研究にとどまらず、19世紀アメリカ文化を検討するうえで意義深い。

研究成果

• [雑誌論文] 家庭の呪縛ー禁酒小説における「離婚」の不在 (2015)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 雑誌名: 言葉のしんそうー大庭幸男教授退職記念論集「 巻: 1 ページ: 95-106
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 過程の呪縛―禁酒小説における「離婚」の不在 (2015)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 雑誌名: 大庭幸男先生退職記念論集 巻: 英宝社
• [雑誌論文] 酔いどれのアメリカー大量飲酒と禁酒運動 (2014)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 雑誌名: アメリカ文化のサプリメントー多面国家のイメージと現実 巻: 大阪大学出版会 ページ: 219-239
• [雑誌論文] 酔いどれのアメリカー大量飲酒と禁酒小説 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 雑誌名: アメリカン・サプリメントー多面国家副読本 巻: 大阪大学出版会
• [雑誌論文] Sherwood Anderson (2012)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 雑誌名: Encyclopedia of American Studies Online 巻: -
  • 査読あり
• [学会発表] 家庭の呪縛ー禁酒小悦における「離婚」の不在 (2014)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 学会等名: 日本英文学会関西支部大会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2014-12-21
  • 招待講演
• [学会発表] 過程の呪縛－禁酒小説における「離婚」
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 学会等名: 日本英文学会関西支部大会
  • 発表場所: 立命館大学衣笠学舎
  • 招待講演
• [図書] アメリカ文化のサプリメントー多面国家のイメージと現実 (2014)
  • 著者名/発表者名: 森岡裕一
  • 総ページ数: 271
  • 出版者: 大阪大学出版会
• [図書] ヘミングウエイ大事典 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今村楯夫・島村法夫監修
  • 総ページ数: 903
  • 出版者: 勉誠出版