研究課題/領域番号 |
24520301
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
|
研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
山本 薫 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50347431)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2013年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ジョウゼフ・コンラッド / 後期小説 / 歴史小説 / 大陸の思想 / ジャック・デリダ / ハンナ・アーレント / ジャン=リュック・ナンシー / 共同体 / 大陸哲学 / 西欧個人的主体 / コンラッドの後期作品 / コンラッド / 共同性 / 国際情報交換 / 個人的主体 / 英文学 / 歴史 / ポーランド / 現代大陸思想 / フランス / イギリス |
研究成果の概要 |
本研究は、ジャック・デリダやジャン=リュック・ナンシーらの大陸の思想を援用し、コンラッドの後期作品において時折出現する「奇妙な友愛」が従来の共同体を超えた新たな共同体の在り方を暗示していると論じることによって、苦悩する個人の心理を描く作家としての従来のコンラッドのイメージを幾分か掘り崩すことができた。この共同体を超えた共同体の特異性を、ポーランド=リトアニア共和国である「ルブリン連合」とも結び付けて考察する予定であったが、十分深く掘り下げることができなかった。しかし、「ルブリン連合」については、今後も継続して調査し、コンラッドの過小評価された作品の考察に活かしていく予定である。
|