研究課題/領域番号 |
24520324
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
|
研究機関 | 名古屋経済大学 |
研究代表者 |
川津 雅江 名古屋経済大学, 法学部, 教授 (30278387)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 英文学 / 西洋古典 / セクシュアリティ / ジェンダー |
研究成果の概要 |
ヴィクトリア朝時代の理想的女性は、「家庭の天使」という言葉で端的に表現されるように、天使的で純粋無垢であるとされた。本研究は、そうした女性の脱性化の動きが19世紀初期の女性作家たちにおいてすでに始まっていたことを、古典文学の受容の視座から考察した。とりわけフェリシア・ヘマンズやレティシア・エリザベス・ランドンのような女性詩人がオウィディウスの描くサッポーを大衆化し、商業化していく過程は、女性の脱性化の言説が当時の社会や文化に深く浸透してゆく過程と軌を一にする。両者の有機的な関係を検証することによって、19世紀初期における女性のセクシュアリティの商業化の実態を解明した。
|