研究課題/領域番号 |
24520383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 道男 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (20187769)
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研究分担者 |
山下 博司 東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (20230427)
藤田 恭子 東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (80241561)
佐藤 雪野 東北大学, 大学院国際文化研究科, 准教授 (40226014)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ディアスポラ / 系譜 / 告発の文学 / トランシルヴァニアのドイツ人 / チェコのロマ / ヘルタ・ミュラー / ダブルバインド / ジーニアロジー / トランシルヴァニア / チェコ / ロマ / シンガポール / ナチズム / 系譜書き換え / ディアスポラ(ルーマニア、チェコ、シンガポール) / シンガポールのタミル人(シンガポール) / チェコのロマ(チェコ) / ルーマニアドイツ人(ルーマニア、オーストリア) / トランシルヴァニア(ルーマニア) / 告白の文学 / 政治操作 / ドイツ / ルーマニア |
研究成果の概要 |
移動の自由を得て生活の場を広げた新世代ディアスポラによる現代文学の多くは,それに相前後して,束縛を打破し,ディアスポラ外部及び内部の抑圧を暴露してきた。新世代には,近年ネット上を中心に系譜学的自己探求の動きが活発で,そこには,従前の系譜からの意図的書き換えが多く観察される。これには,実は体制の変化自体よりも,告発の文学に影響された,自己意識の変革が顕著で,同時に文学が内包する自己認識のダブルバインド状況も強く反映していることを確認した。そしてその様相を複数のディアスポラ集団において描出し,告発の文学の最も切実な読み手である新世代が描く自己像とその根拠を確認した。
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