宋金元期の墳墓と戯曲文学

• 研究課題/領域番号: 24520396
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 各国文学・文学論
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 高橋 文治 大阪大学, 文学研究科, 教授 (00154857)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 宗廟 / 神廟 / 祭祀演劇 / 『元典章』 / 元雑劇 / 華北 / 宋金元期 / 墳墓 / 元典章 / 墓祭 / 祖霊 / 祭祀 / 神廟祭祀 / 葬送 / 相続 / 宗族 / 壁画墓 / 戯曲文物 / 廟制 / 神話

研究成果の概要

本研究課題は、宋金元期の華北において造営された墳墓の発掘調査記録を基礎に置き、そこに同時期同地域で造営された神廟についての記録、祭祀演劇に関わる文学資料、家族や祭祀に関わる法制資料等を重ねることによって、宋金元期の華北において祖霊がいかに祭られ、その祭祀がいかなる宗廟観念の反映であるのかを明らかにしようとしたものである。
宋代から元代にかけては、いわゆる宗廟が次第に形成されていった時代であったが、本研究課題は、その時期の華北においては、宗廟が神廟を範とし、神廟の制度とともに整備され、充実していったことを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] つまの死の歌 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 雑誌名: 夢見る日本文化のパラダイム 巻: １ ページ: 367-395
• [雑誌論文] 〈肆筆〉の文学―陸亀蒙の散文をめぐって― (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 雑誌名: 中世文学と隣接諸学 巻: 10 ページ: 33-53
• [雑誌論文] モンゴルが見た道教 (2013)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 雑誌名: 知のユーラシア 巻: ４ ページ: 207-236
• [雑誌論文] 枕上のユートピア (2013)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 雑誌名: アジア学科年報 巻: 7 ページ: 50-60
• [雑誌論文] 孤山を論じて古楽府に及ぶ (2012)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 雑誌名: アジア学科年報 巻: 6 ページ: 40-69
• [学会発表] 枕の上の金詞をめぐって (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 学会等名: 京都大学中国文学会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2015-07-25
  • 招待講演
• [学会発表] 宋金元期の墓内に見る伎楽と祭祀 (2013)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 学会等名: 日本道教学会
  • 発表場所: 早稲田大学
• [学会発表] 孤山を論じて古楽府に及ぶ
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 学会等名: 中国古典小説研究会
  • 発表場所: 京都キャンパスプラザ龍谷大学サテライト（京都府）
  • 招待講演
• [図書] 皇帝のいる文学史 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋文治
  • 総ページ数: 376
  • 出版者: 大阪大学出版会