研究課題
基盤研究(C)
本研究では,日韓対照の視点を取り入れて,メディア言語研究という立場から両言語による映像メディアの考察を行った.実例をもとに,「ジャンルによる語用論的な特徴」と「映像メディアの翻訳による変形」について考察した結果,とりわけ日本の映像メディアでは番組独自のジャンル特性が言語表現に強く影響していることが示された.また,翻訳字幕において,ジャンルによっては翻訳者のストラテジーより番組制作側の企画意図が優先され,主観的な解釈が付加される「意図的な改変」が積極的に行われることが示された.今後も,映像メディアのジャンルと翻訳,両言語の固有性という3つの要素を有機的に関連づけて考察を続けていきたい.
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日本語教育研究
巻: 27 ページ: 177-194
日語日文學研究
巻: 第82輯1巻 ページ: 517-538