研究課題/領域番号 |
24520482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪樟蔭女子大学 |
研究代表者 |
中田 節子(有田節子) (中田 節子 / 有田 節子) 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (70263994)
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研究分担者 |
江口 正 福岡大学, 人文学部, 教授 (20264707)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 条件表現 / ギー / 佐賀方言 / 九州方言 / 限定 / 認識的条件文 / 形式名詞 / アスペクト / 条件文 / 時制 / 準体形式 / 方言文法 / 出水方言 / 上天草方言 / 上甑島方言 / 熊本方言 / ギ / 既定性 / 仮定性 |
研究成果の概要 |
九州方言の方言固有の条件形式である「ぎ(-)」(「ぎっと」「ぎんた」等。限定の「きり」が起源とされている。以下ギで代表する)と共通語と同形の形式に着目し、その分布状況を調査した。佐賀ではギは最も一般的な条件形式で、予測的・事実的・反事実的・総称的条件文に加え、本来ナラ形式が担うはずの認識的条件文の一部にも分布する。一方、上甑、上天草、出水、佐世保では中高年層に使用が偏り、使用の優先度は高くない。これらの地域や周辺地域では、共通語のナラ相当形式が全年代に亘って分布し、共通語よりも守備範囲が広い。熊本を中心に、限定を表す別の方言形式「しゃが」が条件形式と共に現れ、ギに類する含みを表すことも示した。
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