研究課題/領域番号 |
24520493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
金田 章宏 千葉大学, 国際教育センター, 教授 (70214476)
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研究分担者 |
下地 賀代子 (小嶋 賀代子(下地賀代子) / 小嶋 賀代子) 沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (40586517)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ベシ由来形 / 南琉球方言 / 推量、意志、勧誘 / 周圏分布 / 日本語学 / 記述文法 / 宮古方言 / 八重山方言 / ベシ / 意志推量 |
研究成果の概要 |
南琉球方言にみられるbe:やbja:は、東日本方言の推量や意志、勧誘にみられるベーなどと同様、古代語のベシに由来するものである。その分布は宮古地域を中心に、八重山地域では西表島にしかみられないという、興味深い分布である。その文法的な意味は地域によって差があるものの、基本的に推量、意志、勧誘のなかにおさまる。また、勧誘の意味については、宮古方言地域のなかで、北部にはその使用がみとめられるが、南部にはないことを確認した。 これが古代語のベシに由来するものであることを確認したことで、南琉球諸方言におけるベシ由来形の存在はこの形式の周圏分布を意味するもので、日本語史研究にとっても大きな意味をもつ。
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