研究課題/領域番号 |
24520509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
田中 ゆかり 日本大学, 文理学部, 教授 (40305503)
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研究分担者 |
高木 千恵 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (50454591)
林 直樹 日本大学, 文理学部, 助手 (70707869)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | とびはね音調 / 同意求め / 問いかけ / アクセント下降の無効化 / 上昇調 / 首都圏 / 東京 / 近畿 / スマホ調査 / シミュレーション法 / 音調研究と文法研究の融合 / 言う調査 / 聞く調査 / 言語意識 / 「とびはね音調」の受容 / 全国聞き取りアンケート調査 / 秩父市調査 / 文法的観点を導入した調査票 / 音響指標の検討 / イントネーション / アクセント / 同意要求表現 / 音声 / 文法 / 社会言語学 |
研究成果の概要 |
首都圏において近年広まった新しい音調である「とびはね音調」の実態とその機能の一端を明かにした。従来、文末音調はアクセントに干渉しないとされてきたが、本音調はアクセントに干渉し、その下降を無効化することによって「同意求め」機能を獲得している。伝統的な上昇調の衰退に伴い、本音調は「問いかけ」機能も併せ持つようになりつつある。さらには、首都圏若年層を中心に、文末上昇を伴わないアクセント下降無効化のみによる「同意求め」機能をもつタイプが新たに広まりつつあることも確認した。全国でも本音調は、若年層に広く受容されつつあるが、地域的由来が「東京」であることによって、近畿では受容に否定的であることもわかった。
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