研究課題/領域番号 |
24520510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
小川 栄一 武蔵大学, 人文学部, 教授 (70160744)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2013年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 江戸語 / 東京語 / 談話分析 / コミュニケーション / 夏目漱石 / コミュニケーション類型 / 夏目漱石作品 / 伝聞表現 / 下町ことば / 東京訛り / 森田草平 / 「うそ」の分析 / 江戸語・東京語 / ストラテジー / 洒落本 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語コミュニケーションの史的変遷を究極の課題として、夏目漱石の小説作品を主たる対象にして、コミュニケーション類型の分類と、ストラテジーを中心にした談話分析を行った。その成果を小川栄一『漱石作品を資料とする談話分析 漱石の文学理論に裏付けられたコミュニケーション類型の考察』(平成29年4月 A4版163ページ)に著した。その結論を述べると、漱石作品における談話の特徴は「不完全なコミュニケーション」であり、これは漱石が『文学論』(1907)で述べる「F+f」理論を具体化したものであり、これによって、ユーモアのみならず、人間の心理的な葛藤など、多彩なf(情緒)を生み出している。
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