研究課題
基盤研究(C)
本研究は,日英語における分詞構文と関係詞節の主節に対する論理関係とその決定因子について考察した。英語では,関係詞節は分詞節と異なり,独自の主語(すなわち,関係代名詞)をもつため,主節との論理関係を決めるプロセスが,分詞構文の場合よりも複雑になると主張した。つまり,関係節では二つの‘完全な’節どうしの関係が考慮されるということである。また,本研究は,関係代名詞が形式的に具現しない日本語における節関係についても考察した。関係詞節の先行詞の指示性が主節との論理関係に影響することや節関係が数量詞遊離文の容認性に影響を与えると主張した。
すべて 2015
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摂大人文科学
巻: 22 ページ: 57-80
120005576620