研究課題
基盤研究(C)
本研究は歴史学的立場から1891年の濃尾震災の被害・救済・復興の過程を、未発掘の資料を網羅的に収集しつつ、解明することを目的とした。特に愛知・岐阜両県の史料保存機関やこれまで編纂された自治体史、さらに現在編纂中の愛知県史や豊田市史の資料調査の成果などを通じて、新出史料も相当程度発掘でき、その検討の成果を公表した。本研究でもっとも力を入れたのは、岐阜市に所在する濃尾震災紀念堂の所蔵資料の調査と、紀念堂の建立・維持に関する検討であった。その成果については、紀要論文として公表し、また紀念堂関係者と協力して紀念堂の歴史と現状に関する冊子を刊行した。紀念堂の建立・維持について、下記の英文で発信したい。
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名古屋大学文学部論集
巻: 史学61 ページ: 117-140