研究課題
基盤研究(C)
近代行政文書の一つの特色は、審議・決裁を経た原文書=原議がそのままの形態で綴じ込まれ、簿冊形態をとって保存・管理されているところにある。本研究では、諸藩の藩政文書の中に地方(じかた)文書が存在する萩藩・松本藩・熊本藩を対象に原文書綴り込みの簿冊について検討し、19世紀段階の熊本藩において、近代的な原文書綴り込み簿冊にもとづく文書行政・文書管理の高度化が認められることを検証した。
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吉村豊雄・春田直紀編『阿蘇カルデラの地域社会と宗教』(清文堂)
巻: なし ページ: 297-340
熊本史学
巻: 95・96号 ページ: 27-162
110009491338