清国駐屯軍・支那駐屯軍の研究

• 研究課題/領域番号: 24520768
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 麗澤大学
• 研究代表者: 櫻井 良樹 麗澤大学, 外国語学部, 教授 (90211268)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 支那駐屯軍 / 清国駐屯軍 / 北京最終議定書 / ワシントン体制 / 満洲事変 / 天津 / 辛亥革命 / 華北分離 / 華北駐屯日本軍 / 盧溝橋事件 / 張作霖 / 鈴木一馬 / 北京議定書 / 塘沽停戦

研究成果の概要

本研究では、日本が華北に駐留させていた清国駐屯軍（支那駐屯軍）の、設置から廃止に至る歴史を、中国国内情勢の変化（辛亥革命、中国内戦）や国際情勢の変化（第一次世界大戦、満洲事変）との関係で明らかにした。また各国の駐屯軍の状況と変化についても、可能な限り明らかにした。はじめは国際協調につとめ突出した行動をとらなかった日本軍が、1930年代から性格をしだいに変化させていく様相を明らかにした。これは中国という場における列強諸国による外交団による協調体制（北京議定書システム）が、ワシントン体制期を経て機能しなくなり、やがて崩壊していったことを、駐屯軍という要素から描いたことを意味するものである。

研究成果

• [雑誌論文] シナ国際共同管理論と日本駐屯軍 (2016)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: 『法律時報』 巻: 88巻1号（1094号）
• [雑誌論文] 新疆と近代日本との関係史スケッチ (2014)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: 中国研究 巻: 22号 ページ: 65-82
  • NAID: 120005556808
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 第1次大戦後の大国間協調と日本外交 (2014)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: nippon.com 巻: 7月11日
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 挫折したシナ駐屯軍の撤退 (2014)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: 法律時報 巻: 86巻13号
• [雑誌論文] 史料紹介:鈴木一馬支那駐屯軍司令官『駐支秘録』（1922～1923） (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: 中国研究 巻: 21号 ページ: 103-120
• [雑誌論文] China’s Xinhai Revolution and Political Fluctuations in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: SAKURAI Ryoju
  • 雑誌名: Cross-Currents: East Asian History and Culture Review(Institute of East Asian Studies, UC Berkeley) 巻: No.6 ページ: 186-192
• [雑誌論文] 第二次山東出兵と支那駐屯軍 (2012)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 雑誌名: 軍事史学 巻: 48巻3号 ページ: 112-123
  • NAID: 40019542806
  • 査読あり
• [学会発表] 『華北駐屯日本軍』を書いてみて (2015)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 学会等名: 近代日本政治外交史研究会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2015-12-06
• [図書] 華北駐屯日本軍 (2015)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 総ページ数: 296
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 加藤高明――主義主張を枉げるな―― (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻井良樹
  • 総ページ数: 386
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 総合研究 辛亥革命 (2012)
  • 著者名/発表者名: 辛亥革命百周年記念論集編集委員会
  • 総ページ数: 620
  • 出版者: 岩波書店