研究課題/領域番号 |
24520776
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
加納 寛 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30308712)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 南進政策 / プロパガンダ / 東南アジア / タイ / 大東亜共栄圏 / 文化 / 宣伝 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 |
研究成果の概要 |
この研究では、戦時期の日本によるタイ語プロパガンダ誌を体系的に収集し、記事や企業広告のデータベースを作成し、数量的にその傾向を捉えることによって、日本側がタイの人々に対して、軍事・科学・産業の先進性といった面をアピールしようとしていたことが明らかになった。また、タイ政府宣伝局史料からは、日本が無理をして製作したタイ語プロパガンダ誌は、タイの人々の関心を一定程度集めることには成功したが、これらの配布や販売はタイ政府側の警戒を招いたことがわかった。こうした日タイ両面からの史料収集と分析によって、従来は明らかになっていなかったプロパガンダをめぐる両国の関係性やその変化を明らかにすることができた。
|