戦後日本の社会生活史と台湾－統治下で育った台湾人の日本認識とその変遷の記録化

• 研究課題/領域番号: 24520783
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 関西大学
• 研究代表者: 大谷 渡 関西大学, 文学部, 教授 (80340644)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 日本近現代史 / 日台関係史 / 社会生活史 / 文化交流史 / 日本史 / 近現代史 / 戦後史 / 台湾 / 戦前・戦後史 / 社会文化史 / 思想・精神史 / 生活史

研究成果の概要

本研究は、戦後日本の社会生活史との関連において、統治下で育った台湾の人びとの日本認識とその変遷を具体的に記録し、史実に即して解明することを目的とした。
日本統治下で日本教育を受け日本人として育ち、戦争を経験した人たちが、その後の激変する台湾社会で紡いだ人生を、何十人もの台湾の人たちからの聞き取りで収集した口述資料と文字資料、実地調査等の照合検討の上で明らかにし、その成果を『台湾の戦後日本――敗戦を越えて生きた人びと』（東方出版刊、2015年）として出版した。

研究成果

• [雑誌論文] 記憶の中の台湾と日本（10）ー統治下に育った人びとの戦後の軌跡ー (2016)
  • 著者名/発表者名: 大谷 渡
  • 雑誌名: 関西大学文学論集 巻: 第65巻第3・4合併号 ページ: 53-75
  • NAID: 40020758176
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 記憶の中の台湾と日本（９）－統治下に育った人びとの戦後の軌跡－ (2015)
  • 著者名/発表者名: 大谷 渡
  • 雑誌名: 関西大学文学論集 巻: 第64巻第４号 ページ: 1-22
  • NAID: 40020412410
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 台湾人の戦後と日本の記憶 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 雑誌名: 国際シンポジウム 日本の近現代と台湾－文化の継承と変遷ー 研究報告集 巻: １巻
• [雑誌論文] 記憶の中の台湾と日本(８)－統治下に育った人びとの戦後の軌跡ー (2014)
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 雑誌名: 関西大学文学論集 巻: 第63巻第４号
  • NAID: 40020005283
• [雑誌論文] 戦後日本在台湾（台湾の中の戦後日本） (2013)
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 雑誌名: 国際研討会 台湾與日本的戦前・戦後 研究報告論文集 巻: １巻 ページ: 15-22
• [雑誌論文] 記憶の中の台湾と日本（７）－統治下に育った人びとの戦後の軌跡－ (2013)
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 雑誌名: 関西大学文学論集 巻: 第62巻第４号 ページ: 35-58
  • NAID: 40019639053
• [学会発表] 基調講演『台湾の戦後日本』を出版して (2015)
  • 著者名/発表者名: 大谷 渡
  • 学会等名: 『台湾の戦後日本――敗戦を越えて生きた人びと』出版記念国際シンポジウム
  • 発表場所: 関西大学第１学舎１号館A301
  • 年月日: 2015-10-05
  • 国際学会
• [学会発表] 台湾人の戦後と日本の記憶
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 学会等名: 国際シンポジウム 日本の近現代と台湾－文化の継承と変遷ー
  • 発表場所: 関西大学
• [学会発表] 戦後日本在台湾（台湾の中の戦後日本）
  • 著者名/発表者名: 大谷渡
  • 学会等名: 国際研討会 台湾與日本的戦前・戦後
  • 発表場所: 国立台湾海洋大学（台湾）
• [図書] 台湾の戦後日本――敗戦を越えて生きた人びと (2015)
  • 著者名/発表者名: 大谷 渡
  • 総ページ数: 226
  • 出版者: 東方出版