研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、サーサーン朝ペルシアおよび初期イスラーム政権が発行した「サーサーン式銀貨」が、周辺地域または後の時代にどのように流通、継承されたかを、出土資料から得られる情報をもとに検討することである。具体的には、コインが流通する中で付加される「後刻印」(コインの端に打たれる小さい刻印)に注目した。一括出土コインを精査することで、後刻印がコイン裏面の深い傷「擦痕」と密接な関係にあることを実証し、後刻印は周辺政権が信用度の高い既存銀貨を利用する手段であり、擦痕は銀質検査である可能性を指摘した。その観点から国内外所蔵のサーサーン式銀貨の後刻印データを集め、後刻印の最分類を実施した。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)
日本オリエント学会第56回大会公開シンポジウム・研究発表要旨集
巻: なし ページ: 30-30
第21回へレニズム~イスラーム考古学研究
巻: 21 ページ: 96-107
Excavations at Tell Ali Al-Hajj, Rumeilah
巻: なし ページ: 317-325
第20回へレニズム~イスラーム考古学研究
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発掘・ユーフラテス-文明を育んだ河と人々-
巻: 古代オリエント博物館 ページ: 29-29
静嘉堂蔵松浦武四郎コレクション
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A Long-Lived Small Settlement on the Euphrates: Memoirs of the Ancient Orient Museum
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古代オリエント博物館
巻: 32 ページ: 203-214
古代オリエント博物館紀要
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