研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、これまで実証的な分析がなされてこなかったビザンツ中期(10-12世紀)における修道院のネットワークの実態を解明することである。中央の皇帝権力と密接に結び付いた大修道院が地域社会に及ぼした政治、文化、経済的影響力の実像を究明するのが第1の課題である。同様に、皇帝が、資金や技術を援助して他国に教会・修道院を造営させた場合にはそれらの施設が現地におけるビザンツの文化的ヘゲモニーの装置として機能したことが想定される。これらの課題を実証的に解明するため、グルジア、ギリシア、マケドニア、アルバニア、ルーマニアにおいて現地調査が実施され、データ収集が行われ、目下、分析作業が進められている。
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http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/64/simple-search?query=nezu