研究課題
基盤研究(C)
古代日本の国家形成の過程を解明するために、国郡制の形成と深く関わる国府の成立について、国庁を中心に考古学的検討を行った。その結果、国庁を中心にして国府が全国的に成立するのは7世紀末から8世紀初頭である点を明らかにした。国府が独立した官衙施設として成立した点は、単に官衙施設が造営されたとみるべきではなく、在地社会が大きく変容する契機でもあった。この背景としては国庁を中心にして国衙が設置され、国司が国府に常駐し国郡制に基づいて地域支配を行った点が大きい点を明らかにした。
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『社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要社会文化学科編』
巻: 11 ページ: 1-15
110009889201
『淀江の郷トークプレイス講演記録集 上淀廃寺の謎に迫る』上淀白鳳の丘展示館
巻: なし ページ: 4-13
『長舎と官衙の建物配置』 奈良文化財研究所
巻: 第17回古代官衙・集落研究集会 ページ: 11-56
『那須人のあしあと』栃木県立なす風土記の丘資料館
巻: 第22回特別展図録 ページ: 180-208
『郡垣遺跡発掘調査報告書』雲南市教育委員会
巻: 雲南市埋蔵文化財調査報告書8 ページ: 73-81
『東山道駅路でつなぐ下野と那須』記念講演会要旨集 栃木県立博物館
巻: 記念講演会要旨集 ページ: 35-56
『長舎と官衙の建物配置』第17回古代官衙・集落研究集会研究報告資料 奈良文化財研究所
巻: 第17回古代官衙・集落研究集会研究報告資料 ページ: 1-42
技術と生産の考古学
巻: なし ページ: 662-671