研究課題
基盤研究(C)
本研究は各種の考古資料にみる身体表現の分析から弥生時代のジェンダー構造を明らかにすることを目的とする。この研究では、弥生時代前期・中期の西日本および東日本の身体表現、弥生時代後期の黥面絵画を含む身体表現に関する基礎的研究を推進した。また、分析の結果、弥生時代には男女一対の表現が通時的に確認できる一方で、単独の個体、ジェンダーが不分明な表現が併存することも確認された。本研究では、物が生み出す異性愛規範が、弥生社会において限定的に展開するという見通しを得た。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
考古学研究会60周年記念誌 考古学研究60の論点
巻: なし ページ: 143-144
考古学研究
巻: 243 ページ: 11-14
40020325796