研究課題/領域番号 |
24530022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
稲葉 一将 名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50334991)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 行政法 / 支援 / 生活困窮者 / ネットワーク / メタガバナンス / 互酬 / 互報 / 階層制 / 行政不服審査 / 公法学 / 行政法学 / figuration / profession / コミュニティ放送 / network neutrality |
研究成果の概要 |
第一に、国家行政の特徴の一つはネットワークの構成物であることが明らかにされた。若者の支援のように、もともと生活困窮者支援の多くは行政が関与することなく民間が行っていたものである。国家行政の欠如において互酬を行動様式とする社会が形成されたが、ここに開始された国家介入がネットワークとしての行政である。 第二に、ネットワークの構成物である国家行政の法の解明の手がかりが得られた。国家行政は単に後退するのではなく寄生的存在へと転化していると述べる論者が存在する。寄生的存在である国家行政は、これが接続しようとする既存のネットワークの自律を破壊してはならない。ここに国家行政の法の萌芽が見いだされる。
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