研究課題/領域番号 |
24530075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
松澤 伸 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (20350415)
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研究分担者 |
吉中 信人 広島大学, 社会(科)学研究科, 教授 (60284147)
田川 靖紘 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (80611178)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | イタリア刑法 / デンマーク刑法 / ノルウェー刑法 / 統一的正犯概念 / 刑法 / 共犯 / 北欧刑法 |
研究成果の概要 |
多数の者が参加する場合の犯罪処罰について、我が国の刑法典は、正犯と共犯を分ける共犯体系を採用しているが、実務においては、そのほとんどが、正犯として処罰されている。この事実から、我が国の実務は、統一的正犯体系を採用していると見られるのであって、統一的正犯体系を立法的に採用するデンマーク、ノルウェー、イタリアの刑法の共犯規定を研究した。統一的正犯体系をとると、解決が困難な問題が生じるとされて来たが、これらの国の刑法理論の研究により、それらの問題は、すべて適切に解決できることが明らかにされた。これにより、我が国においては、統一的正犯体系が現に妥当していると説明することが最も適切であると考えられる。
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