研究課題/領域番号 |
24530144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 北海学園大学 (2014) 聖学院大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
松尾 秀哉 北海学園大学, 法学部, 教授 (50453452)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | ベルギー / 連邦制 / 連立政治 / 国家改革 / 分裂危機 / 国王と政治 / ベルギー政治 / 連立政権 / 君主政 / 国際情報交換 ベルギー / 連立形成モデル / ポピュリスト政党 / 国王の政治的機能 / 民族対立 |
研究成果の概要 |
本研究は、ベルギーの近年の政治的不安定化が、言語対立を解消するために導入した連邦制に起因しているとみて、特に連立政権形成過程に注目して、その複雑性を解明し、政治的意図を明らかにしようとした。本研究の成果として、ベルギー政治の特殊性である国王の政治的介入の影響を見いだすことができた。すなわち通常の連立交渉が進まず、そこに国王の意図が介入するという特殊性を見いだした。また、憲法改正を伴うような国家改革の場合、合意型デモクラシーとしてマイノリティを保護するために複雑な制度的制約があり、国王の意図によって過大連合が形成され、特定の政治的意図に左右されない、つまり妥協的連邦制であることを明らかにした。
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