研究課題
基盤研究(C)
南東欧の新しい地域主義については、これまでEUおよびNATOの東方拡大によって促された地域主義と国家の加盟競争などにあらわれる権力政治的側面が強く認識されている。こうした南東欧での研究と比べ東アジアの地域主義はASEAN諸国が牽引力を発揮し、地域の大国である日本、中国、韓国が連携するかたちをとっている。そこでは「ASEANの流儀」という、あらたな国際秩序観と国際政治の手法が有用であり、境界線は分断や対立ではなく、歴史的なアジア的国際秩序観にもとづく友好の架け橋といった意味が定着していることが鮮明となっている点が確認された。以上が本研究における成果である。
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名古屋大学法政論集
巻: 255 ページ: 199-229
Serbian Political Thought
巻: 7 ページ: 5-20
巻: 245 ページ: 385-408