研究課題
基盤研究(C)
フランス外交はいかにして現実の国力を超えた影響力を発揮するのか。国際政治の構造変動とフランスの国力の盛衰を踏まえて、本研究ではその「外交力」の基盤を検証した。戦後フランスの「外交力」は、旧植民地諸国を含めた第三世界諸国の広範囲な支持や好意のネットワークに支えられてきた。このネットワークには①旧仏領アフリカなど優越的な影響力を保持する地域に対する領域的支配力と、②国際的に集められた資源(資金など)の配分や国際的な規制を取り決める国際機関等において築いた人的・制度的地歩がある。本研究では②の側面を主に分析し、外交力の基盤が「帝国」から「国際機関」重視政策に転換したことを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)
日仏政治研究
巻: 8号 ページ: 25-29
国際政治
巻: 第172号
西洋史学
巻: 第247号 ページ: 38-57
http://research-db.dwc.doshisha.ac.jp/rd/html/japanese/researchersHtml/3242/3242_Researcher.html