研究課題/領域番号 |
24530196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石田 潤一郎 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (40324222)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 動学メカニズム / 情報の非対称性 / 契約理論 / コミットメント / 動学契約 / モラルハザード / アドバースセレクション / オークション / 交渉 / 国際研究者交流・台湾 |
研究成果の概要 |
これまでのメカニズムデザインの文献においては,メカニズム設計者が完全なコミットメント能力を有し,事前に提示したメカニズムがどのように複雑なものであったとしてもそれに対して完全にコミットすることができると想定していた.しかし,メカニズムが時間をおって進行する動学的な構造を持つ場合には,情報が次第に明らかになるために,メカニズムの途中の段階で異なるメカニズムに移行するインセンティブが生じるという時間非整合性の問題が生じる.こうした問題に対応するために,本研究では,制度の設計者が不完全なコミットメント能力しか持たない状況を考察し,コミットメントの欠如が均衡および厚生に与える影響を分析した.
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