研究課題/領域番号 |
24530208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
清滝 ふみ 近畿大学, 経済学部, 教授 (30319751)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インセンティブ / 組織 / 提携交渉 / 人事の経済学 / 契約理論 / 昇進 / 学習 / 自信過剰 / 賃金交渉 / 不完備情報 / 企業組織 / チーム生産 / チープトーク / 提携形成 |
研究成果の概要 |
組織における情報の学習とインセンティブの問題を不完備契約の枠組みのもとで交渉モデルを構築することにより分析した。第1に、組織の形に対応する交渉モデルを構築し、人的資本投資を行う従業員のインセンティブ問題が組織形態の選択に影響を与えることを明らかにした。第2に、従業員間の仕事の補完性と契約の外部性が賃金交渉に与える影響を分析し、従業員が共同で賃金交渉をする均衡の存在を示した。第3に、従業員の能力に関する雇用主と従業員の間の信念の差が、昇進の時期にどのように影響を与えるか分析した。従業員が自分の能力について自信過剰であり、シグナルの情報の精度が高いほど、遅い昇進が望ましいことを示した。
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