研究課題/領域番号 |
24530209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 立命館大学 (2013-2014) 近畿大学 (2012) |
研究代表者 |
小林 磨美 立命館大学, 経営学部, 教授 (40411566)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ミクロ経済学 / 契約理論 / コーポレート・ファイナンス / 金融システム / バンキング / 銀行論 / 金融危機 / 企業金融 / 証券化 / 信用リスク / 影の銀行 |
研究成果の概要 |
2007 -2009年の世界的金融危機では、資本市場で発生した価格ショックが、銀行の金融仲介機能を通じて金融システム全体に波及した。本研究では、証券投資を行う銀行からなる銀行システムにおいて、確率的に保有証券の下落を伴う金融ショックが発生する状況で、社会的に望ましい銀行のバランスシートを導出した。とくに、銀行の資金調達に特徴的である、要求払い預金契約を銀行の意思決定の制約条件として、銀行の最大化問題を理論的に考察した。金融ショックを、発生確率と銀行に対する被害の程度とで特徴づけることで、最適な銀行の流動資産保有比率と自己資本比率とがショックの発生確率と程度との組み合わせで決まることが示された。
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