東アジア経済の収斂過程と生産要素移動に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24530305
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 経済政策
• 研究機関: 京都産業大学
• 研究代表者: 大坂 仁 京都産業大学, 経済学部, 教授 (90315044)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 東アジア / 収斂 / 生産要素移動 / 国際研究者交流 / 産業構造 / 労働生産性 / パネルデータ分析 / 時系列分析

研究成果の概要

本研究では、まず東アジア経済の収斂過程について分析を行った。パネル単位根検定などを用いて実証分析を行った結果、急速な経済成長を遂げてきた中国や経済低迷の時期が続いたフィリピンを除く東アジア地域において所得レベルのデータで収斂過程がみられた。
なお、生産要素移動に関連して、事例として中国の労働移動の問題に焦点をあてて実証分析を試みた。中国の労働移動については2002年に中国社会科学院が行った世帯所得調査プロジェクトの調査データを用いてプロビット・モデル分析を行った結果、農村部から都市部への労働移動の発生確率を高める属性として労働者の年齢や教育水準が低いことが上げられた。

研究成果

• [雑誌論文] 中国の労働移動に関する一考察―2002年世帯調査データによる実証分析― (2013)
  • 著者名/発表者名: 大坂仁、岑智偉
  • 雑誌名: 中国経済研究 巻: 第10巻第1号 ページ: 70-81
  • NAID: 40019681250
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Research Note on Regional Convergence in East Asia (2012)
  • 著者名/発表者名: 大坂仁（Hitoshi Osaka）
  • 雑誌名: 九州経済学会年報 巻: 第50集記念号 ページ: 47-54
  • NAID: 40019520483
  • 査読あり
• [学会発表] Regional Economic Development and Income Differences: A Perspective from Labor Productivity (2014)
  • 著者名/発表者名: 大坂仁
  • 学会等名: 九州経済学会第64回大会
  • 発表場所: 九州大学（福岡市）
  • 年月日: 2014-12-06
• [学会発表] 中国労働移動に関する一考察：2002年家計調査データによる実証分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大坂仁、岑智偉
  • 学会等名: 日中国際学術シンポジウム（中国経済学会（日本）および黒竜江大学（中国））
  • 発表場所: 黒竜江大学（中国）
• [学会発表] Empirical Analysis on the Regional Convergence in East Asia (2012)
  • 著者名/発表者名: 大坂仁
  • 学会等名: 日本応用経済学会
  • 発表場所: 明海大学（浦安市）
• [学会発表] Regional Convergence and the Role of Infrastructure in East Asia (2012)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Osaka
  • 学会等名: International Economic Research Conference of the Sri Lanka Forum of University Economists
  • 発表場所: Sri Lanka Foundation Institute (Sri Lanka)
  • 招待講演
• [学会発表] China's regional income differences: a perspective from labor productivity
  • 著者名/発表者名: 大坂仁
  • 学会等名: 九州経済学会第63回大会
  • 発表場所: 大分大学