研究課題/領域番号 |
24530396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
金井 雄一 名古屋大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (30144108)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ポンド / 国際通貨 / ユーロダラー / ヨーロッパ決済同盟 / イングランド銀行 / イギリス大蔵省 / シティ / 制約の不利益 / イギリス金融史 / ブレトン・ウッズ会議 / ユーロダラー市場 / ポンド イギリス |
研究成果の概要 |
第二次大戦後のポンドについては、イギリス経済の地位低下とともにひたすら衰退の道をたどったという把握がこれまで一般的だったが、ブレトンウッズ会議、英米金融協定、交換性回復失敗、切下げ、ヨーロッパ決済同盟参加、交換性回復等々の事態を詳細に検討すると、そのような認識の一面性が明らかになってくる。従来の単純な衰退史は、ポンド譲位を可能にするユーロダラー市場発展の意義を軽視してきた。ポンド政策は、スターリング地域維持を図る一方でEEC加盟が試みられるなど一時混迷するものの、ロンドンにおけるユーロダラー取引を育成しつつ、現実の進展に沿う形で、最終的にポンドの準備通貨機能放棄へと収斂していったのである。
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