研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、工業化と国民経済の成立について多面的な分析をおこない、コミュニケーション・インフラストラクチュアの機能によって地域経済の編成が起きるメカニズムを、ドイツ語圏と中欧とをフィールドとして考察した。主にドイツ語圏鉄道業に関する分析結果を、欧米における空間経済史的な地域経済分析の成果のサーベイによる知見と接合したところ、鉄道業の少なくともライヒレベルでの統合の未完成と国民経済の成立が一九二〇年代以降であろうとの結果が補完的であることを立証できた。一連の調査はドイツ語圏の陸運に集中したが、中欧規模での水運による地域経済の統合についても示唆的な結果を得ているといえる。
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Japanese Research in Business History
巻: 32 (2015) ページ: 11-34
大阪大学経済学
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社会経済史学
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巻: 第187巻第3号
Discussion Papers In Economics And Business:Graduate School of Economics and Osaka School of International Public Policy (OSIPP), Osaka University
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