研究課題/領域番号 |
24530402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
永岑 三千輝 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 客員教授 (70062867)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 電撃戦 / 総力戦 / 原爆開発 / 原子力開発 / 反ユダヤ主義 / シュペーア / ハイゼンベルク / 独ソ戦 / 原爆 / ハーン / 原子炉 / アインシュタイン / 軍需経済 / 陸軍兵器局 / ペーネミュンデ / ハイガーロッホ / クンマースドルフ / フォン・ヴァイツゼッカー / ヒトラー / ゲーリング |
研究成果の概要 |
第三帝国下で核分裂を発見したドイツは、迫害を受けたユダヤ人科学者からは原爆開発を推進しているとの危機意識を持たれた。しかし、電撃戦戦勝利の段階ではその必要性が認められなかった。研究は理論的基礎的な段階にとどまった。だが1941年12月の対米開戦で、決定的な打撃力のある兵器の必要性が軍や軍需省のトップで認識され、物理学者たちも原爆開発の必要性を提起した。 しかし、42年は独ソ戦の大転換期であり、第三帝国は総力戦の泥沼に引きずり込まれ、人的物的財政的資源が窮迫した。原爆開発の前提、原子炉開発の基礎的研究のために必要なサイクロトロンをはじめとする諸設備の不足は原爆プロジェクトを非現実的なものにした。
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