研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は企業間関係におけるディスクロージャー行動について考察することである。第一に、2組のサプライチェーン(川上企業-川下企業)が存在し、川下企業が最終製品市場で競争する設定において、川上企業のコスト情報開示のインセンティブを考察した。このとき中間製品の価格交渉力とサプライチェーンにおける株式所有割合によって、川上企業の情報開示インセンティブが異なることを明らかにした。第二に、セグメント情報の開示の影響を考察し、市場規模、セグメント情報の精度、株価に基づくインセンティブ強度によって、ディスクロージャーのインセンティブが異なることを示した。さらに、それぞれの設定に関連する実証分析も行った。
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大阪大学経済学
巻: 63 ページ: 91-118
120005764118
『監査論における現代的課題に関する多面的な研究方法についての検討(中間報告)』(日本会計研究学会特別委員会(瀧田輝己委員長))
巻: なし ページ: 20-28