研究課題
基盤研究(C)
本研究では退職給付会計における即時認識に関連する企業行動を取り上げて分析した。分析の結果、即時認識の影響を抑えるため、企業は年金資産の運用政策や割引率の変更については裁量的な行動を実施していることが明らかとなった。未認識債務の多い企業が即時認識への対応を検討しており、裁量的な行動を実施している。特に、年金資産の多い企業が債券運用にシフトし、従業員数の多い企業が割引率を高めに変更している。しかし、確定拠出年金制度については今回の会計基準改正と関連性が強くないことが明らかとなった。
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産業経理
巻: 75 ページ: 4-15
40020729724
Discussion Papers in Economics(名古屋市立大学)
巻: 548 ページ: 1-13
http://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/~yoshida/