研究課題/領域番号 |
24531131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
菅 道子 和歌山大学, 教育学部, 教授 (70314549)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 1930年代 / マスメディア / 絶対音感 / 和音感教育 / ピアノ教育 / 東京市 / 堺市 / 簡易楽器 / 絶対音感教育 / 1930~1940 / 東京市尋常小学校 / 堺市幼稚園・小学校 / 雑誌『学校音楽』 / 雑誌『楽苑』 / 西洋音楽の受容発展 / 1930~1940年代 / 文化の大衆化 / 私的教育と公的教育 / 学校音楽 / 1930年代 / メディア / 音楽文化 / 教育実践 |
研究成果の概要 |
1930年代以降のメディア発達によって音楽文化や学校にもたらされたものは次の通り。 (1)音楽家の笈田光吉等は、西欧に比肩する音楽文化創造のため個人のピアノ教育として絶対音感教育を生み出した。(2)東京市小学校でも「団体教育」として絶対音感に基づく和音唱が試みられ、国防とも結びつき「芸能科音楽」に取入れられた。即ち絶対音感教育は、私的から公的な教育へと場を移したことで正当性を付与され影響力も増したのだった。(3)音楽家も教育音楽家もグループの機関誌や楽譜、著書により情報を発信した。1930年代の出版メディアは為政者の思想教化の道具としてだけでなく、個々人が主体となる意見表明の媒体にもなり得た。
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