研究課題
基盤研究(C)
赤外線暗黒星雲は、近年、宇宙望遠鏡による大規模な赤外線サーベイにより多数存在することが明らかにされた天体であり、今まで知られている星間分子雲の進化段階の初期にあり、大質量星や星団の初期形成条件を探る上で重要な天体である。このため、ミリ波の分子輝線観測や連続波観測により分子ガスの密度や運動などが調べられている。しかし、天体現象では一般に重要と考えられている磁場を調べた研究はほとんどない。そこで、複数の赤外線暗黒星雲の近赤外線偏光観測を行い、そのフィラメント構造と磁場の関係を調べた。その結果、2領域でフィラメントは磁場に垂直で赤外線暗黒星雲の進化・構造が磁場の影響を受けている可能性の示唆を得た。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件)
Astrophysical Journal
巻: 798
Astrophysical Journal Letters
巻: 791
The Astrophysical Journal
巻: 778 号: 1 ページ: 34-34
10.1088/0004-637x/778/1/34