研究課題/領域番号 |
24540240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
紀 基樹 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 研究員 (70531234)
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研究分担者 |
澤田 聡子 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 研究員 (00452631)
永井 洋 国立天文台, チリ観測所, 助教 (00455198)
土居 明広 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (90403641)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ブラックホール / 相対論的ジェット / VLBI / 電波 / 韓国: イタリア / 韓国:イタリア |
研究概要 |
まず、昨年度に達成した22GHz対でのジェット噴流のイメージ品質の向上に続き、本年度は43GHz対においても同様の品質向上イメージの取得に成功した。これらの結果は日韓合同アレイのイメージング性能評価のまとめとして論文にまとめた。現在論文投稿中(Niinuma, Lee, Kino et al.)である。 次に、VERAアレイの22GHz帯と43GHz帯両方を用いた密な観測頻度によるジェット運動速度の計測を実行した。その結果、22GHz帯で計測した中心ブラックホールからより遠い一での運動速度よりも、43GHz帯で計測したブラックホールにより近い一でのジェットの運動速度のほうが遅いという観測的示唆を初めて得た。この観測結果は、磁場駆動型ジェット理論モデルが予言する傾向と一致する。この成果は現在論文投稿中である(Hada, Giloretti, Kino et al., 2014, ApJ, submitted)。さらには、VLBI観測データに基づいたジェット根元部分での磁場と相対論的電子のエネルギー密度を推定する理論的方法を新たに提案し、実際にM87ジェット根元の磁場と電子のエネルギー密度を定量的に評価した。本結果は(Kino et al. 2014, ApJ)にて出版した。 日韓合同アレイによる密な観測頻度によるジェット運動速度の観測も、本年度の後半に実行するこができた。現在は観測データの相関処理中である。
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