研究課題
基盤研究(C)
物質の最小構成要素はクォークである。但し、重いクォークから構成される物質は、多くが未発見である。そこで、4番目に重いチャームクォークを含む複合粒子を対象に、質量スペクトルを数値シミュレーションにより調べた。本研究により得られたチャームクォーク1つを含むバリオン質量スペクトル値は、実験値と一致した。他方、チャームクォークを2つ含むΞcc(3520)バリオン質量値は、報告されている実験値とは有意に異なる。本計算により、既存の実験値は誤りであり、真の値は 100 MeV 程度高い事を示した。また、他のチャームクォークを2つ及び3つ含む未発見バリオンに対する質量予言値を2%の精度で決定した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 4件)
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