研究課題/領域番号 |
24540327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
田中 智 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80236588)
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研究分担者 |
神吉 一樹 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 准教授 (10264821)
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研究協力者 |
トミオ ペトロスキー
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 量子光学 / 非平衡統計力学 / 非平衡輸送現象 / 光物性 / カシミール効果 / 国際研究者交流(イタリア) / 国際研究者交流(米国) / 物性理論 |
研究成果の概要 |
1次元量子細線中に置かれた不純物状態間に働く電子的カシミール効果を、ハミルトニアンの複素固有値問題の視点から明らかにした。1次元連続バンドを通して原子間を電子が移動することにより働く力が、本質的に原子-輻射場相互作用系におけるカシミール効果と等価なものであることを明らかにした。電子的カシミール効果の場合には、有限のバンド質量を持つことにより、カシミール力の距離依存性が指数的に減衰し、1次元系特有のVan Hove特異性によりカシミール力が長距離に及ぶことを明らかにした。さらに、励起状態の原子に対しては連続バンド分散によりvirtual cloudの存在の有無が決定的に変わることを明らかにした。
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