研究課題/領域番号 |
24540373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮坂 茂樹 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70345106)
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連携研究者 |
田島 節子 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (70188241)
村上 洋一 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60190899)
熊井 玲児 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (00356924)
中尾 裕則 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (70321536)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 軌道秩序 / スピンフラストレーション / 金属-絶縁体転移 / 量子臨界点 / Cr置換効果 / 量子臨界相 |
研究成果の概要 |
幾何学的フラストレーション系CaV2O4におけるスピン・軌道秩序の臨界現象を研究した。CaV2O4はモット絶縁体で、110K付近で軌道秩序を生じ、その結果スピンフラストレーションが解消され、50K付近で長距離反強磁性を生じる。Vサイトにd電子が一つ多いCrを置換し電子ドーピングを行う事で、軌道秩序が消失し、同時にスピンフラストレーションが回復し長距離反強磁性秩序は消失した。このように、競合する軌道秩序とスピンフラストレーションの制御に成功した。また、スピン・軌道秩序の融解に伴い金属-絶縁体転移が生じ、その臨界点では強いスピン・軌道ゆらぎに起因した非フェルミ液体的な振る舞いが観測された。
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